Ad[es]を再セットアップしてみるよ

前にWindowsMobileの記事を書いてから一年半も經ってるのにまだAdvanced/W-ZERO3[es]を使ってますよ、っといふことで、中身をぜんぶ綺麗にして設定を洗ひざらひまとめてみるよ。

フォーマットの前にやったこと

  • メイルを受信されては不都合なので、W-SIMを拔いてほかの端末に差しておく。
  • microSDがカオスになってるので、Ad[es]のメモリごとぜんぶ母艦に待避。
  • 連絡先・予定表は常時ActiveSyncでOutlookと同期してるので氣にしない。
  • SortInchKeyをフォルダ丸ごとコピー。
  • "\Application Data\SeeTooMail"(W-ZERO3メールのデータ)をフォルダ丸ごとコピー。
  • "\Strage\JBlend\Java"(JAVAアプリ)をフォルダ丸ごとコピー。
  • multikeyhookがなければ用意しておく。
  • インストールするアプリを用意しておく。

あとになって氣付いたのだけれど、ニャーのバックアップを忘れてゐる!

フォーマット

Advanced/W-ZERO3[es]のフォーマットはハードリセット(バッテリの下にある黒いボタンを押す)した状態で[F]+[Fn]+[PWR]を同時押し。するとサービスメニューに入れるのでフォーマット開始。

このときの決定キーはカーソルキーの中央ではなくて右肩の[OK]かキーボードの[Enter]なので混亂しないやうに。

初期設定

フォーマットして放っておくとタッチパネルの位置補正畫面が表示され、時間と地域を設定したあとちょっと待つと操作できるやうになる。どうせ時間はあとでActiveSyncするのでそのまま。

本體設定(1)

このまま操作するとちょっとめんどいので、まづは設定。

  • [個人用|ボタン|ソフトキー] 「ソフトキー動作を使用する」「短く」にチェック。
  • [個人用|メニュー] 「InternetExplorer」「ヘルプ」「メール」のチェックを外す。
  • [個人用|Today|アイテム] 「W+Info」「クイックメモ」のチェックを外す。
  • [個人用|Today|ホームメニュー] 「パターン3」にチェック。
  • [システム|ユーティリティ|画面回転設定] 「何もしない」にチェック。
  • [システム|パワー マネジメント|USB給電] 「給電する」にチェック。
パートナーシップの作成
  1. Ad[es]にUSBを繋いで、端末と母艦を同期する。母艦はWindows 7で既にドライバは入ってゐるので、そのまま「Windows Mobileバイス センター」が起動するので「デバイスのセットアップ」。
  2. 「同期するコンテンツの種類」は「電子メール」と「モバイルのお気に入り」を外し、「ファイル」にチェックを入れておく。
  3. バイス名を要求されるので、適当な名前「ades」を入力。
  4. パートナーシップのセットアップ完了。
OneNote Mobileをインストール
  1. Microsoft Office OneNote 2007」を起動。
  2. [ツール|オプション|OneNote Mobile] 「OneNote Mobileのインストール」を押す。
  3. 「アプリケーションのダウンロードが完了しました」と表示されたら、Ad[es]にインストール畫面が表示されるのでインストールを進める。
  4. インストール先は「デバイス」。
  5. Windows Mobileバイス センター」の[モバイル デバイスの設定|コンテンツの同期の設定]で「Microsoft Office OneNote」にチェックがあるか確認。

なほ、筆者の環境ではOffice 2010 Beta 2をインストールした影響か、チェックが付けられない状態になってゐます。OneNote 2010 Beta 2にはOneNote Mobileは含まれてゐません。

ファイルの転送
  • "\Application Data\SeeTooMail"(W-ZERO3メールのデータ)を正しい位置にコピー。
  • "\Strage\JBlend\Java"(JAVAアプリ)を正しい位置にコピー。
  • "multikeyhook.cpl"をデバイスのルートにコピーする。
  • インストールしたいフォントがあれば、デバイスのルートにコピーしておく。

個人的に必須のフォントは「MS ゴシック Ex+」「MS Pゴシック Ex+」「MS UIゴシック Ex+」「IPAモナー明朝」の四つ。ただし前者の三つは著作權的にグレーなので、「IPAゴシックシリーズ」「Meiryo_Keシリーズ」などもお奬め。

Giraffeのインストール
  1. 母艦でGiraffe アプリカタログをダウンロードして、"\My Documents"にコピー。
  2. Ad[es]で「ファイルエクスプローラ」を起動し、転送したCABファイルを開く。
  3. インストール先は「デバイス」。今後、断りない場合は全てデバイスにインストールする。
  4. CABファイルを削除する。
  5. Giraffe Appli Catalogue」を起動する。
  6. Giraffeの設定
    • [メニュー|設定|全般]「開発版をダウンロードする」にチェック。
  7. アプリケーションのインストール
    1. [カテゴリ|ファイル管理]「GSFinder+ for W-ZERO3」をダウンロード、インストール。
    2. [カテゴリ|操作性向上・チューンアップ]「WkTASK」をダウンロード、インストール。
    3. [カテゴリ|操作性向上・チューンアップ]「[es]plus」をダウンロード、インストール。
    4. [カテゴリ|操作性向上・チューンアップ]「YTaskManager」をダウンロード、インストール。
    5. [カテゴリ|操作性向上・チューンアップ]「SortInchKey」をダウンロード、インストール。
    6. [カテゴリ|操作性向上・チューンアップ]「ポケットの手」をダウンロード、インストール。
    7. [カテゴリ|操作性向上・チューンアップ]「ポケットの手 言語パッケージ」をダウンロード、インストール。
    8. [カテゴリ|メーラー]「パッと見ライト&Eメール」をダウンロード、インストール。
    9. [カテゴリ|電話関連・連絡先]「Touch Contact」をダウンロード、インストール。
    10. [カテゴリ|電話関連・連絡先]「通話ブル」をダウンロード、インストール。
    11. [カテゴリ|通信関連]「MZ3.i」をダウンロード、インストール。
    12. [カテゴリ|通信関連]「ちーたん」をダウンロード、インストール。
    13. [カテゴリ|画像・カメラ]「mdiapp for WindowsMobile」をダウンロード、インストール。
    14. [カテゴリ|画像・カメラ]「KTCapt」をダウンロード、インストール。再起動はキャンセル。
    15. [カテゴリ|音声・動画]「TCPMP」をダウンロード、インストール。
    16. [カテゴリ|ランタイム]「GSGETFILE/UNZIP/UNLHA DLL」をダウンロード、インストール。
    17. [カテゴリ|ランタイム]「携帯絵文字フォント」をダウンロード、インストール。
  8. Giraffeを終了する。
GSFinder+ W-ZERO3の設定
  1. 「GSFinder+W03」を起動
  2. [メニュー|ツール|オプション] GSFinder+ W-ZERO3を設定する。
    1. [表示]「拡張子を表示しない」チェックを外す。
    2. [表示]「"〜へのショートカット"をつけない」チェックする。
    3. [操作]「ダブルタップで操作を行う」「詳細表示時にカラムヘッダを隠す」「メニューのショートカットを数字キーに」「詳細表示時に左右キーをページ移動に」チェックする。
    4. [OK]で設定を終了する。
    5. 畫面下部の右からふたつめのアイコンをタップし、見やすい表示形式にする。
  3. 前に転送したフォントファイルと"multikeyhook.cpl"を"\Windows"にドラッグ。
  4. "\Windows"内にある"STMailToggleMsg.exe"を実行する。
  5. [ファイル|終了] でGSFinder+ W-ZERO3を終了。

ここでちゃんと終了しておかないとGSFinder+ W-ZERO3の設定が保存されないので注意。

multikeyhookの設定
  1. 先に用意した「MenuKeyHelper2」「XcrawlEx」「keylocksuspender」を"\Program Files"の適當な位置に轉送する。
  2. [設定|システム|Multi Key Hook]を起動する。
  3. 「Enable Multi-level Key Hook」にチェック。
  4. 「Add」を押し、上記+「SortInchKey」を登録する。
  5. 「SortInchKey」を一番上にし、ほかは上の順に竝べる。
  6. 右上の「ok」を押して終了する。
Pocketの手の設定
  1. 「PocketHand2」を起動。
    1. [W-ZERO3設定|電源キー設定]「Opera」の「閉じる」チェックを外す。
    2. [W-ZERO3設定|デバイス]「スピーカ出力を44KHz化する」にチェックする。
    3. [ユーザインタフェース設定|画面]「メニュー」のチェックを外す。
    4. [ユーザインタフェース設定|画面]「スクロールバー」太さ、幅をそれぞれ 8, 25 に。
    5. [アプリ設定|ソフトキー]「右側ソフトキーを設定する」にチェックを入れ、"TouchContact.exe"を指定。
    6. [フォント設定|フォント]「フォントキャッシュサイズ」を1Mにチェック。
    7. [フォント設定|フォント]「クリアタイプ設定を表示する」「横画面時でもクリアタイプ有効」にチェック。
    8. [メニュー|ソフトウェアリセット]でソフトウェアリセットする。
    9. W-SIMを差してオンラインサインアップ、再起動。
  2. 再起動したら、[設定|画面|ClearType]で「ClearTypeを有効にする」をチェック。

これでひとまづ使へるだけの、最低限の設定は終了。続きは次回。